Month: June 2019
確実な避妊法

2015年の日本で最も確実な避妊法は経口避妊薬=ピルです。 飲み始めて1か月以内または継続して飲んでいるが飲み忘れた、という場合以外は100%です。 経口避妊薬と言うのは、本来卵巣で卵子が育ち排卵するときに出るエストロゲンとプロゲステロンというホルモンを内服することで、卵巣が休止状態になり、排卵しないため性交渉をもっても妊娠しないという理屈です。 基本的には毎日内服するのですが、休薬期間のある21日型と無い28日型に分かれ、どちらもほぼ決まった時間で続けます。 最初は月経が開始してから内服を開始するのですが、飲み始め1か月の周期では、低用量のピル特に超低用量のピルは卵巣を抑えきれず排卵してしまうことがあります。 このため、飲みはじめ最初の1か月~2か月にかかるまでは避妊効果が100%と言えない時期がありますが、卵巣が休止させてしまえば確実な避妊法と言えます。 同じ理由で、続けていても飲み忘れたときには排卵してしまうことがあります。 ピルを飲み忘れた場合には、2日忘れたら2日分一度に飲むなどの注意をされますが、シートの最初の列のほうで2~3日飲み忘れると卵巣が働き始めてしまい場合によってはその後ピルを飲んでいても排卵してしまうことがあります。 この場合も十分な避妊効果は得られません。 ピルの次に確実なのは卵管結紮を行うことです。 しかし、卵管結紮の術式によっては卵管が再開通してしまうことがあるので卵管結紮後の避妊効果は99%以上と言われ100%ではありませんが、かなり確実と言えます。 緊急避妊ピルは排卵日に性交渉を持ってしまった後72時間以内に内服するものですが、成功率95%では確実と言えないでしょう。

2019年06月12日
避妊手術の危険性

コンドームやピルなどを正しく使うことで避妊確率はほぼ100%にすることはできますが、それでも絶対に大丈夫と言い切ることはできません。 そのため、完全に避妊を希望し、今度の妊娠を全く希望しない場合は、避妊手術があります。 手術により卵子や精子の通り道を防ぐことにより受精できなくします。 一度手術を受けることで、その後は避妊のために何もしなくて良くなります。 女性の卵管結紮術に比べると男性のパイプカットは費用が安く、身体への負担が軽いと言われています。 しかし、メリットだけでなく危険性もあります。 避妊手術の危険性として、手術費用や身体への負担があります。 また、一度手術を行なうと妊娠できる状態に戻すことは困難になるため、とても重大な決断となります。 女性の場合は、卵管を縛る卵管結紮術です。 卵管を縛ることで、子宮内に卵子が排出されることを防ぐ方法です。 術後も排卵や月経はいつも通りにありますが、更年期に似た症状が軽く出る場合もあります。 男性の場合は、精管を縛ることにより精子が精液の中に送り出されるのを防ぐ方法です。 パイプカットを行っても、精液や男性ホルモンは今まで通りに出るため、女性になることはありません。 男性と女性の手術を比較した際、女性の方が負担が大きいです。 男性は局所麻酔を使って30分程度で手術が終わるため、日帰りでも可能です。 しかし、女性の場合は、手術に1時間程度かかる上に腰椎・全身麻酔が必要となるため入院が必要になります。 さらに、危険性や副作用、術後の苦痛も男性はほとんど無いのに対して、女性は、どれもあるため負担が大きいです。 また、女性の卵管結紮術の場合は、ごくまれに卵管がつながってしまい妊娠してしまう事があります。

2019年06月02日